シアバターは赤ちゃんでも使えるといわれるほど、低刺激でお肌に優しい天然オイルです。
そのため、お肌が弱くても「顔」や「体」といった全身のケアに使えるのが特徴。
シアバターを使って顔をケアする方法は、なんと7つもあるんです!
今回は、シアバターで顔をケアできる7つの使い方をご紹介します。
シアバターが、顔のスキンケアにおススメな理由
シアバターは、生後4週間経っていれば赤ちゃんでも使うことができるといわれています。(→シアバターを赤ちゃんに使う方法とメリット)
それは、シアバターが持つ成分は天然由来100%であり、私たち人の肌への刺激が少ないからです。
また、水分をお肌に閉じ込めておくキープ力の高さが、スキンケアに使われる人気の理由でもあります。
そのため、肌に馴染みやすく、肌の抵抗も少ないため、私たち人の肌に合うのです。
シアバターに含まれるオレイン酸という成分は、肌の内側から皮膚を柔らかくする作用があり、肌に水分を吸収させやすい状態を作ってくれます。
また、ステアリン酸は抗酸化作用があるので、肌老化を予防してアンチエイジング効果を高めてくれます。
美容オイルの中でも酸化しずらいオイルなので、安定剤などの化学成分が入っていなくても、比較的長期的に使用することができます。
保存状態にも左右されるので、良い状態で保管することをおススメします。
シアバターで顔に美肌効果を引き出す【7つの使い方】
1 化粧水後に、顔・首を潤す保湿ケアに
特に乾燥を感じているお肌におススメなのが、化粧水後に保湿をする方法です。
乾燥はニキビやシミといった肌トラブルを招く大きな原因の一つ!(→乾燥が招く、大人ニキビができる理由)
肌の水分と油分のバランスを整えることが、お肌のバリア機能を高めて、美肌を作る秘訣です!
準備するもの
- 化粧水
- シアバター(溶けた状態で、約1~2滴ほど)
- 乳液や美容液は個人の好みで用意する
使い方
- 洗顔をする
- 化粧水をつける
- シアバターを指にのせ、手のひらに軽く広げる
- 優しく顔に塗る(こすらないように)
- 好みで乳液、美容液を使う
夜のスキンケアにおススメですが、乾燥を感じる場合は朝も使ってOKです。
シアバターを使いすぎると、もともと皮脂分泌が多い肌質の場合はニキビができやすくなります。
「ちょっと少なすぎるかも」という程度の量でも、保湿効果をもたらしてくれます。(→シアバターをフェイスクリーム代わりに使う、その効果とは?)
2 特に乾燥が気になるポイントケアに!
特に乾燥が気になる部分に、重点的に使うこともおススメです。
顔の中でも皮膚が薄い部分に重ねて使うことで、より高い保湿効果が期待できます。
乾燥しやすいポイントケアにおススメの部位
- 目元
- 鼻
- 口角部分
乾燥による鼻の皮むけや、普段のスキンケアでは乾燥してしまう目元のケアに使うことができます。
優しく押さえるにように塗ることがポイントです。
3 オイリー肌の余分な皮脂や汚れを取る
毛穴に詰まった汚れや、たまった皮脂を浮かせて取る方法です。
オイリー肌にはオイルは「絶対NG」と思われがちですが、毛穴に詰まった皮脂を浮かせるには同じ油分で浮かせてしまうのが効率的。
使うタイミング
- 洗顔をした後
- メイクなどをしていない、肌が清潔な状態のとき
使い方
- 化粧水で顔を保湿する
- シアバターを顔全体に馴染ませる
- 時間がある場合は、軽くマッサージをしてもOK
- 化粧水を含ませたコットンで、押さえるようにしてシアバターをふき取る
肌に摩擦で刺激を与えると、肌トラブルの原因になります。
コットンでふき取る際も、ゴシゴシこすらずに優しくふき取りましょう。
4 ディープクレンジング
「3」の状態よりも、毛穴の詰まりや汚れが気になる場合は、ディープクレンジングを行いましょう。
毛穴に詰まった汚れや皮脂を、毛穴を広げながらしっかりと浮かせて落とす方法です。
毛穴に詰まっている汚れを落とすことで、ターンオーバーの正常化や肌トラブルの予防につながります。
用意するもの
- シアバター(多め)
- ラップ
- 蒸しタオル
使い方
- 毛穴の汚れが気になる部分に、たっぷり目のシアバターをなじませる
- シアバターを塗った上から、ラップをのせる
- ラップの上から蒸しタオルをのせ、そのまま5~10分ほど蒸す
- ラップとタオルを外し、優しくマッサージをする
- シアバターを洗い流す(ベタつきが気になる場合は、洗顔をしてもOK)
- 保湿をする
ディープクレンジングは、特にお風呂で行うことがおススメ。
入浴中は身体も温まっているので毛穴も広がりやすく、汚れを落としやすくなります。
また、顔に直接湯気を当たるようにすれば、ラップや蒸しタオルがなくてもOKです。
5 化粧下地・日焼け止めとして
シアバターには微量なUVカット効果があります。
そのため、化粧下地や日焼け止めの代わりにお肌に使うのもOK!
メイクをする前に塗ったり、外出前に塗っておくことでその効果を発揮します。
特に、メイクや日焼け止めを塗る前にシアバターを塗ることで、化粧品がお肌に直接触れることを防ぎます。
そのため、化粧品などの刺激が低くなり、肌を守ることができます。
ただし!
そのため、完全に紫外線をカットできるわけではありません。
乾燥しがちな肌を保湿しながら、肌を守るという意識で塗ることがおススメです。
しっかりと紫外線をカットしたい場合は、日焼け止めを塗りましょう。
6 リップケア・リップメイクとして
唇は乾燥しやすく、刺激を受けやすい部位です。
唇が乾燥しているときに、シアバターを直接塗ると乾燥を予防することができます。
また、塗っただけでは保湿力が低いと感じる場合は、リップパックでディープケアに使ってみましょう。
使うタイミング
- お風呂上りなどの、唇が温まっている状態のとき
- 顔を洗った後など、唇が清潔な状態のとき
使い方
- お風呂上りの唇が温まっている状態、あるいは唇を蒸しタオルなどで温めておきましょう
- シアバターを唇からはみ出すくらい、厚めに塗る
- 10cm程度にカットしたラップを、唇に貼る
- 1~5分程度、そのままキープ
- そっとラップをはがす
乾燥がひどい場合は、一時的に回数を増やしてもOK!
また、リップグロスとしても使用することができます。
口紅やリップメイクをした後にシアバターを塗ることで、唇にツヤを与えることができます。(→シアバターが唇のケアにおススメな理由とは?)
7 まつ毛美容液として
まつ毛に保湿成分を与えたい場合に、シアバターを使うことができます。
まつ毛も髪の毛と同じように乾燥したり、傷んだりすることがあります。
保湿をすることで、まつ毛を健康で丈夫にすることができます。(→シアバターがまつ毛に与える効果とは?)
使うタイミング
- 洗顔の後
- 保湿ケアと一緒に
- 目元が清潔な時
使い方
- 指先に、少量のシアバターをのせる
- まつ毛をつまむようにして、優しくすりこませる
夜のポイントケアとして行うことがおススメです。
シアバターの品質を選び、顔に美肌効果を引き出す
シアバターを顔に使うことで、多くの嬉しい効果が期待できます。
特に、シアバターに含まれている脂肪酸は、私たち人の皮脂にも含まれています。
しかし、年齢とともにその分泌量は減っていき、お肌は乾燥しやすくなるのです。
シアバターは品質の良い、天然成分100%の油分なのです。
しかし、品質の良いシアバターを使うためには、使う製品をきちんと選ぶ必要があります。
シアバターには「精製」と「未精製」の2種類があります。
オーガニックで美容成分が含まれているものを選ぶのであれば、「未精製」がおススメです。(→精製と未精製の違いとは?)
特に、世界基準のレベルをクリアした「エコサート認証」を取得しているものが、安心して使えるシアバター。(→シアバターのオーガニック認定をクリアしたものとは?)
安心して使うためにも、高い基準をクリアしたシアバターを選びましょう。
私はこれらの基準をクリアしたシアバターの中でも、特に「ココロピュア」のシアバターを長年愛用しています。
また、保管状態を良くしておくことも、シアバターを長持ちさせる秘訣です。
良い環境で保管してあげると、良い品質のままシアバターを長く使うことができます。(→シアバターの正しい保管方法、長持ちの秘訣は冷蔵庫!?)
