シアバターを湯せんで溶かそうと思うけど、気をつけるポイントとかあるのかな?
実際、どうやってすればいいのか詳しくわからない、と悩んでいませんか?
シアバターを湯せんで上手に溶かすにはポイントがあります。
その点を踏まえて、次の内容をご紹介していきます。
- シアバターを上手に溶かす方法
- シアバターを溶かしたらできること
シアバターを上手に溶かす方法
シアバターを使って手作りスキンケア用品を作るとき、必ず必要になるスキル「シアバターを溶かす」という方法。
このスキル、意外と注意をする点が多いので、上手に溶かすポイントを覚えてコスメづくりに役立てましょう♪
シアバターを溶かす方法は次の通りです。
- お湯を沸かし、40℃くらいになるまで冷ます
- シアバターを耐熱の容器に移す
- 容器を「1」のお湯につけ、湯せんする
こういった流れでシアバターを溶かしていきます。
では、この流れの中で大切なポイントを見ていきましょう。
- お湯がシアバターの中に入らないようにする
- お湯の温度は40~50℃くらいまで
- 電子レンジで溶かすのはNG
- 固める時は、急速に冷やす
① お湯がシアバターの中に入らないようにする
まず気をつけておきたいのは、シアバターの中にお湯が入らないようにすること。
湯せんで溶かすので、シアバターを混ぜているとついつい「あ・・!」という感じで、お湯が入ってしまうことってあるんです。(笑)
でも、シアバターは天然オイルなので、余分な成分が入ると劣化の原因となります。
長持ちさせるためにも、お湯や水などシアバターには本来含まれない成分が入らないようにしましょう。
② お湯の温度は40~50℃くらいまで
お湯の温度は40~50℃くらいにしましょう。
シアバターは36℃以上になると液体になる性質があるので、40℃でも溶け始めてくれます。
メーカーさんによって湯せんをする際の温度は「50℃まで」「70℃まで」と、いろいろな数字がありますが、どこを見ても一番高くて「70℃」でした。
高温になりすぎると、性質が変化することがあります。
50℃以上になっても大丈夫ですが、できるだけ高温になることは避けた方が品質維持のためには良いと言えます。
③ 電子レンジで溶かすのはNG
電子レンジで溶かすのは、できるだけ避けた方が無難です。
その理由は、シアバターは50℃以上の高温になると品質が劣化する可能性があるからです。
実際に、電子レンジで溶かす場合、どれくらいの温度になるかを調べた研究結果があります。
その結果、20秒の過熱で67.4℃ 、40秒の過熱で85.2℃まで上昇しました。
ということは、20秒以上過熱をするとシアバターの品質が変わる可能性があるということです。
もし、電子レンジでシアバターを溶かす場合は20秒以上の過熱は控えます。
そして、連続で温めることは避けましょう。
時間に余裕があれば、できるだけ湯せんにすることをおススメします。
④ 固める時は、急速に冷やす
これは湯せんのポイントとは少し違うのですが、ムラなくキレイに固めるには大切な方法です。
特に、シアバターが1度溶けてゆっくり固まったとき、ザラザラしたり、ダマができたりして塗り心地があまり良くないことがあります。
こういった時、1度溶かして固めればザラザラを解消することができるのです。
でも、せっかく溶かしても「ゆっくり」固めると、またザラザラした状態になってしまいます。
固める時には「冷蔵庫」や冷凍庫などで急激に冷やしましょう。
だいたい2~3時間くらいでしっかりと固まっている状態になるかと思います。
シアバターを溶かしたらできること
シアバターを上手に溶かせるようになると、次のようなものを作ることができます。
このように、全身をケアすることのできるアイテムがたくさん!
シアバターはもともと全身をケアできるので、手作りをすればより使い方が広がります。
それに、自分で作ることができたら「安全性」も高まりますよね♪
正しい溶かし方がマスターできれば簡単に作ることができるので、ぜひ試してみてください♪
