シアバターは「保湿の王様」と呼ばれることがあるくらい、保湿の持続力が高いと言われています。
シアバターを使うことで、保湿やエイジングケアに重要な役割を果たしてくれるのです。
ただし、そのシアバターの持つ力を最大限に発揮するためには、正しい使い方をすることが必須!
顔に使う場合、化粧水の前後ではどちらで使うことが良いのでしょうか?
また、化粧水とシアバターを混ぜて使うことはOKなのか、ご紹介します。
シアバターを使うことで、期待できる肌への効果
シアバターに含まれる成分は、私たち人の皮脂と同じ成分が含まれています。
その主な成分は「オレイン酸」と「ステアリン酸」であり、この2つがシアバターのほとんどを占めています。
しかも!!
他の美容オイルと比べても、保湿を持続する時間が長いことからそう呼ばれています。
長時間保湿をキープすることは、肌のバリア機能を高め、乾燥などによる刺激からお肌を守ることができるのです。
シアバターを使うことで、私たちのお肌には「保湿」によって嬉しい効果がもたらされます。
シアバターで保湿をすると、お肌に期待できる効果は次のものがあります。
シアバターで保湿することで、期待できる効果
- 乾燥を予防する
- 肌のキメが細かくなる
- ハリやツヤが出る
- ほうれい線、小じわの予防
- 毛穴の黒ずみの改善
- 肌や角質を柔らかくし、ターンオーバーを改善する
- 乾燥が原因で起こる肌トラブル(ニキビ、シミなど)を、予防改善する
肌の免疫力も、保湿がきちんとされていることで高まります。
保湿をすることは、お肌を整える上で最も大切なことなのです。
シアバターは、保湿クリームなどにもよく使われるオイルで、水分の蒸発を防ぐ役割をします。
シアバターの保湿力は、顔や身体のお肌を覆ってお肌を滑らかにしてくれるのです。
全身のどんな部分にも使うことができ、保湿をする上で大きな役割を果たしてくれます。
シアバターを化粧水と一緒に使う理由
と、考えてしまいがちです。
しかし、シアバターだけの保湿はNGなのです!
お肌を保湿する上で、大切なのは3つのバランスを保つことです。
次の3つの条件をすべて満たすことで、お肌に高い「保湿」をもたらします。
肌に保湿をもたらす3つの条件
- 水分を与える
- 水分を保持する
- 水分の蒸発を防ぐ
この3つをバランス良く保つことで、肌の水分と油分のバランスが保たれ、健康なお肌が作られます。
そして、お肌に水分をしっかりと長くとどめておく秘訣でもあります。
そして、この3つをバランスを保つために必要なのが「化粧水」と「シアバター」なのです。
それは!
化粧水でお肌に水分を直接与え、シアバターで水分が蒸発することを防ぐことができます。
特に、乾燥した状態のお肌の表面は荒れてしまって、肌の表面に隙間があいている状態です。
すると、この肌の隙間から水分が外に逃げ出してしまうのです。
どんなに化粧水でたっぷりと保湿をしてあげても、水分が肌の隙間から逃げると「水分を保持する」「蒸発を防ぐ」という条件が満たせなくなります。
その役に立つのがシアバターのような美容オイルです。
シアバターを使うことで、肌の表面に油分の膜を張ることができます。
ラップをイメージするとわかりやすいのですが、ご飯などを冷蔵庫に入れる時に、乾燥しないようにラップをかけますよね。
それと同じように、お肌が乾燥しないように1枚のラップのような膜を張ってあげます。
もし、シアバターだけで保湿を行ってしまうと、お肌に水分を与えることができません。
そのため、逆にお肌が乾燥しやすくなって、皮脂分泌が盛んになってしまう可能性があります。
そうなると、お肌の状態はより強い乾燥をまねき、バリア機能が低下してお肌の状態が悪化してしまうのです。
シアバターを使うのは【化粧水】前後どちら?いっそのこと、混ぜるのはOK!?
シアバターを使う際は、化粧水とセットで使うようにしましょう。
お肌に水分を与え、その水分をお肌の中に閉じ込めることで、効率よく保湿を行うことができます。
「水分を与える → 水分の蒸発を防ぐ」という状態を作るには、この順番を変えることはできません。
別々に使うことが面倒だな・・・と思う場合、混ぜて使ってしまいたくなりますよね。
実際に、化粧水やゲルなどの保湿成分に、美容オイルが含まれていることもあるからです。
しかし、「水分を与える → 水分の蒸発を防ぐ」という条件をより明確に満たすには、別々に使用する方が良いでしょう。
シアバターと化粧水の順番
- 洗顔
- 化粧水
- シアバター
- 乳液
- 美容液
- クリーム
この順番を守って使うことが、それぞれのスキンケア用品の役割をもっとも発揮することができます。
役割を果たすためにも、良い条件を作り出してあげることが、お肌にとっても良い効果をもたらしてくれます。
また、顔に使う方法は他にもたくさんあるので、気になる部分のケアにも使ってみましょう。(→シアバターを顔に使う、7つの方法)
どんな肌質でもシアバターは使える?
シアバターは美容オイルなので、オイルと聞くだけで「ニキビ」などができやすい人は抵抗がありますよね。
「オイル=ニキビ」とイメージをしやすいです。
しかし!!
思春期のニキビができやすい頃にシアバターを使うことは、あまりおススメできません。
しかし、大人ニキビは「乾燥」によってできることが多いのです。
大人ニキビの場合は、乾燥によって引き起こされる「皮脂分泌の乱れ」や「ホルモンバランス」など、多くのことが原因として考えれます。(→大人ニキビができる原因は乾燥!?主な5つの原因とは)
そのため、「ニキビができやすい肌=オイルはNG」ではないのです。
ただし、乾燥が原因ではない場合は肌質によってニキビができてしまうこともあります。
乾燥しやすい部位だけシアバターを塗ったり、強く乾燥を感じる日だけ使う、といった使い分けをすることもおススメです。
また、これまで刺激の強いスキンケア用品を使っていた場合、シアバターに切り替えるとその反動でニキビができることがあります。
それは、シアバターは天然成分100%なので、お肌への刺激が少ない特徴があります。
これまで刺激の強いスキンケアに慣れていたお肌は、急に刺激の少ないオーガニックスキンケア用品に変えることで、肌がついていかなくなることがあります。(→オーガニック製品が肌に合わない!?見極めるポイントは、ニキビと○○!)
しかし、肌質によってその使い分けることも大切です。
どうしてもニキビが気になる場合は、美容オイルの中でもニキビに最も影響がすくない「ホホバオイル」がおススメです。(→ホホバオイルとは?どんな肌質にも合う、最強オイル!?)
シアバターと化粧水で、肌のバランスを整えよう!
シアバターと化粧水を使うことで、肌の水分と油分のバランスを整えることができます。
私たち人の肌は、自然に皮脂分泌がされるように作られています。
体が自然と「乾燥を防ぐ」ようになっているということは、人のお肌は「乾燥」を予防することが必要なつくりになっているのです。
しかし、年齢とともに肌の水分量や分泌される皮脂量は低下・減少していきます。
お肌の水分量をアップさせるためには、化粧水による水分補給と、シアバターによる皮脂膜が必要になるのです。
保湿をしているのに、肌が乾燥すると感じている場合は、油分がお肌に不足しているのかもしれません。
シアバターで保湿力をアップを試してみることもおススメです♪
ただし、シアバターを使う場合は品質に注意をしましょう。
人気の高い天然成分100%だからこそ、偽物や天然成分100%でない製品が出回っている可能性もあります。
世界基準で審査されている「エコサイト認証」という、オーガニック製品の基準を判断する機関があります。
そこで認定を受けたシアバターであれば、高い品質と安全性を持ち合わせています。
お肌を大切にケアするからこそ、安心して使うことのできるシアバターを選びましょう。
