シアバターは高い保湿効果によって、お肌や髪に嬉しい効果を発揮するといわれています。
特に、美髪をもたらしたければシアバターを使った「トリートメント」や「ヘアパック」はおススメです!
私自身も行ってみて、もうシアバターを絶対に手放したくないと思ったほど!
そんなシアバターを使ったヘアパックと、トリートメントの使い方と効果をご紹介します。
シアバター【トリートメント】や【ヘアパック】に美髪をもたらす効果とは?
髪の毛のパサつきや広がりって、どうしても気になりますよね。
毎日シャンプーの後にコンディショナーやリンスを使っているのに、「なんで?」と疑問に思っているアナタへ。
髪は毎日の生活でも「乾燥」や「ダメージ」をおっています。
それは紫外線やシャンプーをはじめとする外的刺激によるものと、アナタ自身の身体の調子によって左右されるターンオーバーの影響による、大きく分けて2つのことが関係しています。
シャンプーや紫外線による刺激
私たちの頭は身体の中でもっとも高い位置にあり、紫外線の影響を受けやすい部位です。
そのため、紫外線の熱や光で髪や頭皮は乾燥しやすくなります。
毎日使っているドライヤーの熱でも、髪は少しずつ刺激を受けて乾燥とダメージをおっていくのです。
また、シャンプーの洗浄力が高すぎたり、過度に洗いすぎたりすると髪や頭皮は乾燥します。
特にワックスやスタイリング剤をたくさん使っている場合は、それを落とすために強い洗浄力のシャンプーや回数をこなして洗い流します。
そういった刺激が頭皮の必要な皮脂を奪い、乾燥をまねいてしまうのです。
頭皮が乾燥している状態だと、皮脂分泌が過剰になりやすくなります。
すると、肌のターンオーバーは乱れ、ニオイや抜け毛などの原因にもなりかねません。
肌のターンオーバーやホルモンバランスの乱れによる影響
私たちの肌は、ある一定の期間で新しい皮膚に生まれ変わるよう「代謝」が行われています。
そのため、血液が身体のすみずみまで栄養を運び、その栄養を活力にして細胞が生まれ変わり、健康な肌や髪を代謝しているのです。
しかし!
頭皮もお肌の一部なので、頭皮のターンオーバーが乱れることもあります。
そうなると、頭皮や髪に栄養が行きわたらなくなり、髪にはツヤやハリがなくなってしまいます。
さらに頭皮が乾燥を引き起こしている場合、さらにターンオーバーは乱れやすくなります。
すると、より髪や頭皮に栄養や水分が不足し、パサつきや広がりがひどくなってしまうのです。
シアバター【トリートメント】や【ヘアパック】に美髪をもたらす効果とは?
シアバターは、もともとオレイン酸を含む脂肪酸です。
私たちの皮脂にも「オレイン酸」は含まれており、人の肌や髪に馴染みやすい性質があります。
また、水分を含んだ状態のときにシアバターを使うことで、水分が外に蒸発しないように蓋をしてくれます。
これは私たちの肌に美容オイルを使うことと同じ原理です。
私たちの肌は、乾燥をしていると肌の表面が荒れて、水分が内側から外へと逃げ出してしまいやすい状態になります。
この状態で水分だけをお肌に与えても、水分はそのまま蒸発してしまい、お肌は潤わないままなのです。
これは髪の毛も同じです。
髪がダメージを受けている状態のときに、コンディショナーやリンスで潤い成分をたくさん与えても、それを髪にとどめることができなければ外に蒸発してしまいます。
シアバターを正しいタイミングで使うことによって、髪の水分を髪の内側にとどめて、髪が乾燥することを防いでくれます。
しかも、油分で髪に膜を張っているのと同じ状態になるので、外からの刺激を受けにくくなり、髪が受けるダメージを減らすことができます。
髪の乾燥やダメージをを予防することができれば、髪に潤いとツヤ出て、まとまりが良くなります。
シアバター【トリートメント】や【ヘアパック】で美髪を引き出す方法
シアバターをトリートメントやヘアパックで使う場合は、正しい使用頻度とタイミングを守って行いましょう。
使う頻度が少なすぎたら、シアバターの効果を感じにくくなります。
あるいは、逆に多すぎたりするとベタベタしたり、逆効果を招く可能性があります。
シアバターでヘアパックをする方法
ヘアパックをするタイミング
- お風呂に入る前
- シャンプーをする前
行う頻度
- 1週間に1~2回
やり方
- 手のひらに、たっぷり目にシアバターを取る
- 手のひらで温めて溶かす
- 髪全体に広げ、頭皮にももみ込む
- 頭皮をマッサージをして、毛穴の汚れを浮かせるように優しく行う
- 蒸しタオルやシャワーキャップで髪を包む
- 20分程度、そのままおく
- 普段通りにシャンプーやリンスをする
頭皮をマッサージすることで、シャンプーでは落としきれない毛穴に詰まった汚れを浮かせることができます。
毛穴の汚れを浮かせてシャンプーをすることで、いつも以上に頭皮の状態を整えやすくなります。
頭皮の状態が整うことは、髪に栄養がいきわたりやすくなり、髪のツヤが良くなることにもつながるのです。
シアバターでトリートメントをする方法
トリートメントをするタイミング
- シャンプーをした後の、濡れた髪の状態のとき
使う頻度
- 毎日OK!
やり方
- 通常通り、シャンプーやリンスをして髪を洗う
- タオルドライをする
- 手にシアバターを適量とり、手のひらで温めて溶かす
- 毛先を中心にシアバターを塗る
- 時間がある場合はそのままタオルで髪をつつみ、15分ほどおく
- ドライヤーで乾かす
頭皮には多くの皮脂線があるので、頭皮にはほとんどつけないようにしてください。
また、いきなりたくさんの量を使いすぎても、乾かした時にベタベタな髪になってしまいます。
はじめはだいたい直径1cm角くらいのシアバターを使ってみて、少なければ足していくようにしましょう。
シアバターは熱から髪を守ってくれるので、ドライヤーの熱のダメージを受けにくくなります。
また、髪を洗ったときに含んでいる水分を、シアバターが外に逃げ出さないように蓋をしてくれる役割があります。
そのため髪に潤いが生まれ、まとまりが良くなることが期待できるのです!
シアバターで美髪をもたらす!
髪や頭皮は乾燥とは無縁のように見えて、実は顔や体のお肌と同じように「乾燥」や「トラブル」を抱えています。
そのため、きちんと保湿やケアをしてあげることが大切です。
過度な刺激のあるシャンプーやワックスを使う場合は、シアバターを使って保湿をしてあげましょう。
それでも髪や頭皮が乾燥するようであれば、毎日使っているシャンプーやワックスなどを見直すことが必要な場合もあります。
シアバターはシャンプーと混ぜて使ったり、ヘアワックスの代わりとして使うこともできます。(→シアバターをシャンプーと一緒に使う方法)
せっかくなので、シアバターでヘアセットをしてみることも試してみるといいかもしれません。(→シアバターでスタイリング、ヘアワックスとして使う方法)
また「シアバターで髪がどうしてもベタベタするのが嫌だ」という場合は、美容オイルで同じような効果を発揮してくれるものを使ってみましょう。
特にホホバオイルやアルガンオイルは、髪への浸透力も高いです。
さらに、もともとの形状が液体なのでシアバターに比べてべたつきも少ないのが特徴です。(→ホホバオイルを髪に使うメリットとは?)
