シアバターには、精製と未精製の2種類があります。
このどちらが良いかというと、個人的には未精製がおススメ!
でも、どうして未精製が良いと言われているのか気になりますよね。
シアバターの中でも未精製の方が良い理由、そして未精製のシアバターの中でもどうやって選んだら良いかを、次のような順番でお話ししていきます。
- シアバターは未精製がおススメ、その理由とは?
- シアバターは未精製がおススメ、選び方とは?
シアバターは未精製がおススメ、その理由とは?
シアバターには精製と未精製の2種類があり、この2つは製造する段階に違いがあります。
私個人的には「未精製」がおススメ!
その理由は、やっぱり使ってみて効果を感じるのは「未精製」の方だからです。
例えば、手荒れがひどい時、顔の乾燥がひどいと感じたときに効果が高いと感じるのです。
この違いは、「未精製」は天然成分そのまま、「精製」は薬品を使って精製処理をしているから、ということにあります。
「未精製」には、シアの実に含まれている栄養素がそのまま含まれていますが、精製されたものには含まれていないんです。
シアバターに含まれる微量成分
トリテルペナルコール | 高い保湿性に優れており、肌を柔らかくする作用がある。 |
カロチノイド | 皮膚や粘膜の再生を助け、抗酸化作用によりターンオーバーを正常化させる。 |
トコフェロール | 天然のビタミンEで、高い抗酸化作用がある。
皮膚の保護や老化防止効果になるといわれている。 |
アラントイン | 高い保湿力で肌荒れや乾燥肌を予防し、人が本来持つ自然治癒力を促進させる。 |
この成分は、「精製」されたシアバターには含まれていません。
そのため、同じシアバターでも「傷の治りが早い」「肌の修復が早い」と感じるんです。
また、未精製タイプの方が溶けるのが早いので、もともと体温が低い私にとっては未精製の方が使いやすいんです。
未精製と精製の違いを特徴的に見ると、次のような違いがあります。
シアバターの精製と未精製の違い
未精製 | 精製 | |
色 | クリーム色 | 白、あるいは薄いクリーム色 |
溶ける温度 | 35~37℃ | 36~28℃ |
匂い | ナッツのような香り | 無臭 |
栄養素 | 高い | 低い |
メリット | ・植物から抽出した成分をそのまま使用
・栄養価が高く、美容効果が期待できる ・精製されたものよりも、早く肌に馴染みやすい |
・初めてでも使いやすい
・クセが少ない |
デメリット | ・不純物が残っていることがあり、デリケートな肌には刺激になることがある
・品質の安定度に若干のバラつきがある |
・化学成分が残っている可能性がゼロではない
・栄養価が未精製に比べて低い |
未精製と精製のシアバターでは、溶ける温度が少しだけ違います。
未精製のシアバターの方が溶ける温度が低く、体温が低い私でも使いやすいです。
精製されたシアバターに使われている薬品とは
精製されたシアバターに「臭い」や「色」が残っていないのは、薬品による精製処理が行われているからです。
その薬品は通常、シアの種子から植物性脂肪を抽出するためにヘキサンという石油系物質を使用しています。
この成分が時々油に残ることがあるので、さらに水酸化ナトリウムなどの劇物を用い、400F以上の高度で加熱することによって、精製、漂白、脱臭します。
近年では違った薬品を使われることもあるのですが、まだ多くの精製シアバターにこういった薬品が使われているのも事実です。
それに、違った薬品を使っていたとしても、「薬品」を使っていることは同じです。
せっかく天然成分のオイルを使うのであれば、安全性の高い「天然の状態」に違いものを使いたいですよね。
シアバターは未精製がおススメ、選び方とは?
シアバターは未精製がおススメですが、未精製のシアバターの中でも選んで購入することが大切です。
シアバターに、「未精製」と表示することは簡単です。
こういった偽物や粗悪品を購入しないためにも、シアバターの品質を確認することはとっても大切!
そこで、シアバターが本当に「本物」なのかどうか、品質をチェックしてくれる国際的機関があります。
そこでチェックを受けたシアバターであれば安心です。
オーガニック認定といって、その認定を受けているものを使うことがおススメ。
オーガニック認定を受けているシアバターは多くありません。
限られているシアバターだけなので、その中から選んでみてください。(→オーガニック認定を受けているシアバターとは?)
